今だけ、金だけ、自分だけ
次々と独裁政権が崩れていく中で、シリアのアサド政権は崩壊しなかった。
それは、ロシアとイランの支援があったため。
なぜなら、ロシアとイランは親アサドであるためである。
米国としては中東の独裁政権が崩壊するのを望んでいたが、
アサド政権は崩壊しないので、しびれを切らして、
当時のオバマ大統領はシリアを攻撃するとしたが、突然取りやめた。
その後、反アサド派が分裂、そしてイスラム国になる。
米国、欧州、トルコは反アサド。
ロシア、イランは親アサド。
分裂したISは反アサド。テロを繰り返す。
米国はISを空爆するが、ISは衰えない。
米国は本気ではない。なぜなら同じ反アサドだから。
ロシアは親アサドであるので、本気の空爆。
ロシアの勝利宣言 → アサド政権が7割回復
残3割クルド人支配地域 ← 米軍駐留
クルド人民防衛隊は米国の支援(資金・武器)を受けISとの戦いで活躍
強力になり、トルコの脅威になった。
トルコ政府としては、シリアのクルド人民防衛隊を攻撃したいが、
米軍が駐留していて、さすがにトルコも手出しできない。
ところが、トランプ大統領がシリアから米軍を撤退させる意向を示した。
そして、トルコはシリアのクルド人地域を攻撃しはじめた。
トランプ大統領は、トルコ経済を壊滅させると脅しています。
ところが、あんまり本気ではない感じです。シェール革命で、
石油、ガスを自給できるようになったアメリカは、中東への関心を失ったようである。
クルド人が哀れですね。
今だけ、金だけ、自分だけの「3だけ主義」
小さなことからでも良いと思います。我々日本人は、
サムライ魂でそうならないようにしていきましょう。