夢見るくそ爺のブログ

見果てぬ夢を追いかけて

郷土料理しもつかれ

しもつかれ

 

しもつかれ」という郷土料理は、

主に栃木県で食べられています。

お正月に食べる塩鮭の頭、

節分の福豆を煎った大豆、

鬼おろしでおろした大根と人参を

酒粕などの調味料で混ぜ合わせた料理。

 

しもつかれは、

旧暦でいう2月最初の午の日である

「初午(はつうま)」の朝、

稲荷神社にわらをたばねて作った

「わらづと」に入れて、

赤飯と一緒にお供えする料理でした。

 

しもつかれには、魔除け、厄除け、

無病息災などの縁起物という意味があります。

また7軒の家のしもつかれを食べると

病気を予防できる、などといわれてきました。

鮭の頭には悪魔を追い払う呪力があるとされ、

また節分の福豆にも

破魔招福(はましょうふく)の力が宿っている

と伝えられています。

当初は初午の日限定で食べるものとして

扱われていましたが、

今では日常的に食べられるようになりました。

 

私に言わせれば、

しもつかれはおふくろの味なのです。

そしていろいろな家で

食べさせてもらったのですが、

おふくろの作ったのが、一番うまい。

 

どこの家でもみんな「うちのが一番うまい」と、

そう話しているみたいです。

この季節にしか食べないのですが、

節分になると思いだして食べたくなります。

 

今回、おふくろに教わりながら初めて作ってみた。

 

材料は、鮭の頭、鮭の切り身、

大根(三浦大根が望ましい)、

写真は三浦大根がなかったので青首大

人参、大豆(福豆)、油揚げ、酒粕

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  1. 鮭の頭2cm角位に切ります。冷凍なのでこれが結構大変。
  2. 鮭の切り身も同じように切る。

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3.1と2を圧力鍋に水を入れて、

 骨が柔らかくなるまで煮ます。

 約30分煮て30分余熱で冷ます。

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4.大根と人参を

 鬼おろしという調理道具でおろします。

 これも結構きつい。

 良くおふくろが一人で作ってたなと感心します。

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5.4と福豆と油揚げと軟らかく煮た鮭を

 大きな鍋に入れてしばらく煮る。

 焦がさないように時々かき混ぜる。

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6.酒粕をお湯で溶かして、

 5に入れてしばらく煮る。

 酒粕を入れると焦げやすくなるので注意

7、塩とか醤油で味を調える。

 これが難しい。塩加減が微妙である。

 なぜなら、食べるのは冷めてからで、

 その後は冷蔵庫で保存するので冷えたものを

 食べるので、煮ている時と、

 出来上がってからとでは

 しょっぱさが変わってくる。

 

出来上がり。最初にしてはまずまずかな。

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 ごはんにも、つまみにも最高で、

体にも良いので言うことなし。

やはり塩加減がうまくいかず、

しょっぱくなってしまった。

反省。これからは毎年作るぞ!