食べる投資
ハーバードが教える世界最高の食事術 満尾 正 著
を読んで
最初に言いたいことは、健康的に食べることは分かってはいるが、
本当に実践できる人は少ないと思う。又はそもそも関心がない。
私が周りの人たちに、
「食物は選ばないといけない、食事は大切だ。」
という話をしても、笑われるだけか、
「食べるものがなくなる。」という答えだ。
病気になっても気付かないだろう。
もうそれ以上は言わない。
自分と家族には、いざ、病気になった時に
後悔したく無いのでできるだけ実践したい。
できるなら皆にこの本を読んでもらいたい。
以下、重要と思われるところを書き示したい。
人生において全てに常にハイパフォーマンスで臨む為には、
どんな食事をすればよいかを栄養学的に書かれている。
栄養の正当な取り方をする=医学的な食事術をするという事
人生において本当に必要なものは健康である。
食べる投資とは、
簡単に言えば、健康を害して医療を受ける前に、
食事等により病を予防するという事である。
驚いたことに、
日本のほとんどの医学生は栄養学について学ぶことなく、
医師となって患者を診察する。
江戸時代の観相学の大家・水野南北の著書の中で、
「美食飽食に溺れると人相の良い人でも運気が下がり、
粗食節食に徹すると人相の悪い人でも運気が上がる」
と述べている。
口にするものは全て自分への投資と捉える。
自分の口に何を入れているのかという事に、
もっと注意を払うべきである。食生活は全て血液に表れます。
「食べる投資」を毎日の習慣にする。
投資1:毎日1パックの納豆を食べる。
炎症予防・アンチエイジング予防
投資2:腸内環境を整える(食物繊維でメンタルを強化する)
腸は第2の脳と言われている、野菜・海藻類・きのこ類
投資3:タンパク質を考える。
週の半分は魚を食べる工夫をする、苦手の人はサプリ。
体調がすぐれない時=体内に炎症が起きている。炎症を抑制する
食べ物=魚の油・ビタミンD含
風邪ウイルスへの抵抗力強化。日光浴をする。
投資4:「1日4色」の野菜で炎症を予防。
「赤・黄・橙・緑・紫・黒・白」の中から4色を必ず採る。
赤:トマト、すいか
黄:玉ねぎ、パプリカ
橙:かぼちゃ、人参
緑:ほうれん草、小松菜、春菊、キャベツ
紫:なす、赤キャベツ、赤紫蘇
黒:ジャガイモ、さつまいも、ゴボウ、コーヒー
白:ニンニク、長ネギ、ブロッコリー、キャベツ、大根
投資5:ココナツオイルを常備する。
低温抽出(コールドプレス=エクストラバージン)のもの
脳のコンディションアップ、
アルツハイマー病の治療に利用されている
投資6:女性は鉄をチャージする。月経がある女性。
だるさ、いらいら、うつ、冷え、頭が働かないなど。
卵、肉、魚、レバー、大根葉、小松菜、ほうれん草
投資7:男性ホルモンを増強させる。
「やる気が出ない」「気持ちが上向かなくて気力が衰えている」
「テストステロン」の分泌が低下している。
自然薯、里芋、タロイモ、ヤムイモ →
投資8:3つの栄養素をサプリでとる。
食事だけで必要量を満たすのは困難
投資9:コーヒーとチョコレートでブレイク。
抗炎症作用がある。食べ過ぎはNG、カカオ含有70%以上
投資10:入眠前にグリシンをとる
睡眠とは脳のクリーニングタイム。
ホタテ、エビ、又はサプリ→グリシン100%のもの。1日3g。
食べない投資
「何を選んで食べるか」と同じくらい「何を避けるか」は重要。
糖質の取りすぎによるもの:
糖尿病、動脈硬化、肥満、脳機能への影響
食べない投資1:「甘い飲料」は飲まない。
食べない投資2:糖度の高い「果物」「野菜」は避ける
食べない投資3:「白い主食」に別れを告げる。
白米ごはん、うどん、食パンなど
精製された食品は栄養が失われている。
食べない投資4:食べる時間に注意する。
午前:排泄を中心とした、体をリセットする時間帯
午後:消化力が高まってエネルギー消費がスムーズな時間
夜間:体が栄養素を吸収
朝食はあっさりしたものを軽くつまむ程度で済ませ、
午後は栄養たっぷりのものをしっかり食べて
エネルギーを補充し、
夜間は空腹を感じない程度に軽めのものを少しとる。
食べない投資5:トランス脂肪酸(植物油脂)=食べるプラスチック
HDL「善玉コレステロール」を減少させ、
LDL「悪玉コレステロール」を増加させる。
リノール酸が多く含まれている→体に炎症を起こす。
コーン油などの植物由来の油脂。
選ぶ油:バター、ラードなどの動物性油脂、
ココナツ、オリーブ油(生食で)
食べない投資6:揚げ物など高温調理された食べ物。
「AGEs(終末糖化産物)」が含まれており、
体内の炎症の原因になる。最強の老化促進物。
「焼く」より「茹でる」、「炒める」より「煮る」、
「揚げる」より「蒸す」
食べない投資7:食品添加物(日本は添加物王国と言われている)
食パン=防カビ効果:プロピオン酸
ビーフジャーキー=硝酸塩
ハム・ソーセージ=リン酸塩
食べない投資8:有害金属をなるべく避ける。
ヒ素:農薬、魚介海藻類、産業廃棄物、残留農薬、殺虫剤、排気ガス
水銀:歯科充填剤のアマルガム、柔軟剤、防カビ剤
カドミウム:たばこ、タイヤ摩耗粉塵、缶詰、
鉛:鉛管による水道水、缶詰
アルミニウム:加工食品(食品添加物)、胃薬(参加アルミニウム)
ニッケル:化粧品類
食べない投資9:過度な飲酒を卒業する。
食べない投資10:たばこを卒業する。
食べない投資11:ファスティングを習慣化する。
短期間の絶食が慢性炎症の改善に働く。
食べない時間を意識的にとることのほうが、
胃腸や肝臓などの消化器系統の修復時間も長くなり
調子が整いやすい。
休日に実践する「プチ断食」:人参1本、トマト1個、
レタスかキャベツを3枚、あればほうれん草1/2束を
ミキサーにかけ食事代わりに1日3回飲む。飲み難い
場合はりんご1個、又はレモン汁をプラスする。
ダライ・ラマ14世
世間の人間を見て最も驚くことは何でしょうか?
「金を稼ぐために健康を害し、今度は病を治すために、
稼いだ金を使う。将来の心配ばかりをして
現在を楽しむことをしない。
その結果、人々は現在にも未来にも生きていない。
あたかも人生が永遠に続くかのように生きているが、
真の意味での人生を全うすることなく死んでいく。」
私自身どこまで実践できるかは分からないが、
できるだけ近付けたい。
最後まで、ハイパフォーマンスを発揮するために。
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